国連の性格と特徴 4
各国の理解を得られないというのは、国連憲章の改正が簡単ではないということに係わっています。
憲章の規定については、制定以来既に約4十7年を経て、改正を真剣に考える必要があるものがあります。
しかし、いったん改正に手をつけた場合、全面改正になりかねません。
そのことが改正問題に対する取り組みそのものを難しいものにしているのです。
そのような状況を考えた場合、日本が過去の憲章の日本に対する扱いが差別的だという、ただそれだけの理由で旧敵国条項を削除することを求めるというのでは・・・
日本は本当に問題状況を分かっているのかという疑問を招くだけのことです。
各国の物笑いになるというのは、既に申し上げたように、旧敵国条項の意味を日本政府(というより自民党)が完全に取り違えているからです。
この条項は、国連としては過去のことには係わらない、そういう問題については当事者間で解決してほしいということを明らかにしたものです。