日本とドイツの戦後復興
ドイツが連合国軍に無条件降伏したのは、1945年5月8日です。
この戦争で最も被害が大きかったのは、住宅と農業生産でした。
敗戦で領土の24パーセントを奪われましたが、残された領土のうち、農業生産力の高かった東部ドイツを、その後の東西分割によって失いました。
さらにその東部ドイツから1000万人をこす引揚者が難民として流れ込み、西ドイツの住宅・食糧事情の悪化に拍車をかけたのです。
こうした状況は、ドイツに遅れること3か月で降伏した日本も全く同じでした。
広島・長崎の原爆被害を含めて全国で119都市が爆撃による戦災にあい、900万人が住宅を失いました。
かつての領土の44パーセントを奪われ、引揚者は600万人にのぼりました。
しかも昭和20年は大変な凶作の年で、米の収穫量は平年のやっと6割にすぎなかったのです。
当時、1人1日当たりの平均カロリーは1200キロカロリー程度で、戦前の半分くらいといわれました。