マーシャル・プランとは
レーガン大統領のいう「マーシャル・プラン」とは、1948年から51年までの3年間に、アメリカから西ドイツに供与された16億ドルにのぼるドル援助のことです。
この巨額の経済援助が最大の呼び水となって、西ドイツの戦後復興がスタートしたことは、だれの目にも明らかなことです。
日本も事情は同じでした。
日本の場合、マーシャル・プランのようなまとまった額のドル援助を受けることはありませんでしたが、戦後復興のさまざまな局面がアメリカの主導と援助のもとに進められたことはいまさら繰り返すまでもないことです。
もっとも、西ドイツにしても日本にしても、アメリカの「援助」は、決して純粋に経済的意味だけをもつものではなく、ソ連を中心とした社会主義陣営への対抗という、アメリカの世界戦略的側面を無視することはできないでしょう。
マーシャル・プランは、東西冷戦がくすぶり始めた1947年3月の、トルーマン米大統領の有名な反共宣言演説
・・・「世界の自由国家は全体主義の直接間接の侵略によって脅かされている。
これがアメリカの安全を妨げている。
アメリカはこの侵略と全世界的に戦わなければならない」
・・・この直後に、これを受ける形で発表されたものでしたし、ほぼ同時に、アメリカが日本への戦争賠償の取り立てを放棄したこともよく知られています。