農業機械化の現状と展望 7
農家1戸当りの大農具固定資本額も、年々大幅に増大しています。
45年度の17万円から、55年度には72万円となっています。
農業固定資本に占める割合は、45年度の15%から55年度には30%へと上昇しました。
このような資本装備の増大により、農業労働時間は大幅に減少し、労働生産性は著しく向上しました。
しかし、農業固定資本1、000円当りの農業純生産は、50年度以降、米の生産調整の影響もあってかなり低下しています。
なお、専業農家と2兼農家を比較して、農機具投資と農業経営の関連をみると(52年度)、農機具資本比率及び経営費に占める農機具費の割合は、いずれも2兼農家が高くなっています。
また、生産性においては、2兼農家の労働・資本生産性が専業農家のそれを約30%下回る水準です。
しかし、家計費をみると、2兼農家は専業農家を約25%上回る水準で、しかも、農外所得の家計費充足率は110%であり、家計費を充足してなお余りがあるのです。