農業機械化の現状と展望 4
昭和50年代の機械化の特徴は、稲作機械化体系の滲透と、トラクター農業時代への突入です。
昭和56年において、田植機は189万台、自脱型コンバインは92万台、バインダーは168万台の普及に達しました。
56年にすでに機械田植面積割合は92%、機械収穫面積率は96%となっています。
また、乗用型トラクターは、50年には65万台の普及でしたが、約5年後の56年には141万台となり、トラクターは急速に乗用へ移行してきました。
このような普及の進展とあわせて、これら機械はまた急速に質的発展をみせています。
すなわち、乗用トラクターの高馬力化、田植機の多条化、乗用化、自脱型コンバインの装備の自動化など技術の発展とともに全体的な高性能化が進展しつつあるのです。
なお、北海道以外ではおくれていた稲作以外の畑作、畜産、園芸等の部門でも、各種の機械・施設が開発改良されてきました。
近年、これらの部門で独特の機械化が前進しつつあることもこの年代の特徴です。