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2010年09月 アーカイブ

農業機械化の現状と展望 4

昭和50年代の機械化の特徴は、稲作機械化体系の滲透と、トラクター農業時代への突入です。


昭和56年において、田植機は189万台、自脱型コンバインは92万台、バインダーは168万台の普及に達しました。


56年にすでに機械田植面積割合は92%、機械収穫面積率は96%となっています。


また、乗用型トラクターは、50年には65万台の普及でしたが、約5年後の56年には141万台となり、トラクターは急速に乗用へ移行してきました。


このような普及の進展とあわせて、これら機械はまた急速に質的発展をみせています。


すなわち、乗用トラクターの高馬力化、田植機の多条化、乗用化、自脱型コンバインの装備の自動化など技術の発展とともに全体的な高性能化が進展しつつあるのです。


なお、北海道以外ではおくれていた稲作以外の畑作、畜産、園芸等の部門でも、各種の機械・施設が開発改良されてきました。


近年、これらの部門で独特の機械化が前進しつつあることもこの年代の特徴です。

農業機械化の現状と展望 5

このような機械化の進展とともに、日本農業機械産業も急速に成長をみせてきました。


農業機械総生産額は、昭和40年では900億円の規模に過ぎませんでした。


しかし、50年には約5、000億円、56年は約5、300億円へと拡大し、最近では乗用トラクターを中心として輸出も拡大。


50年の約300億円から、55年には1、400億円へと増大しているのです。


農機製造業界としては、国内需要の停滞にみられる最近の市揚のなかで、技術の開発と輸出の増大に一層の努力を続けています。


農業機械の普及は、水稲作を中心に著しいことは以前述べたとおりです。


稲作における機械化一貫作業体系が完成したことにより、水稲10a当り農業労働時間は、40年の141時間から、55年には64時間へと最近15年間で112以下に減少しました。


その反面、農機具投資の増大によって、米生産費に占める農機具費の割合はこの間20%から28%へと増大しています。

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