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2010年08月 アーカイブ

農業機械化の現状と展望 2

戦後10年間の機械化の動きは、戦前以来の原動機と動力脱穀機、動力籾摺機、精米機等脱穀調製加工機の普及の一層の進展でした。


たとえば、昭和20年には35万台の普及にすぎなかった動力脱穀機は、昭和30年には200万台に達しています。


なお、この年代の申頃に動力耕うん機が開発され、耕うんの機械化の崩芽をみせました。


次に、昭和30年代の機械化の特徴について。


ワイキューブ研究所によると、この期の機械化の動向は、動力耕うん機(歩行型トラクター)を中心とする小型機械の開発改良とその普及が急速に進みました。


稲作において、田植と収穫を除く小型機械化作業体系が確立したことです。


すなわち、歩行型トラクターは、昭和30年に入って実用化し、普及が本格化しました。


昭和40年にはすでに250万台に達し、畜力は完全に歩行型トラクターに置きかえられました。


また、この時期に、人力用に代る動力噴霧機、動力散粉機の普及が進展し、脱穀作業はこれまでの手こぎ型から一層性能の高い自動脱穀機へ転換していったのです。


農業機械化の現状と展望 3

昭和40年頃に開発された通風乾燥機は、昭和40年頃にはすでに73万台の普及をみせました。


なお、昭和36年の農業基本法の制定を契機として、農業構造改善事業などにより乗用型トラクターをはじめとする大型機械・施設の地域的な導入が始まります。


このことに刺激され、この期の後半において、大型機械利用の気運が高まったことも1つの特徴でしょう。


そして、昭和40年代の機械化の特徴。


この期の動向としてまず特筆すべきことは、永年の懸案であった稲作における田植・収穫の機械化が実現したことです。


すなわち、昭和40年を過ぎて、バインダー・自脱型コンバイン、田植機の開発実用化が次々に実現し、昭和45年頃から全国的に本格的な普及が始まりました。


これによって、日本稲作の機械化一貫作業体系が確立したのです。


なお、これと併行して、この期において国産の乗用型トラクターが急速に進歩し、それまでの歩行型トラクターから乗用型への転換が、この期の後半に急速化しました。

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