プロコフィエフ バレエ音楽《ロメオとジュリエット》作品六四

シェイクスピアの戯曲『ロメオとジュリエット』を題材とした音楽は、チャイコフスキをはじめとして、多くの作曲家たちによって書かれている。

プロコフィエフのバレエ音《ロメオとジュリエット》は、原作の物語をほとんど変えずに用いた作品で、一九四〇年の一月一一日、レニングラード(現サンクト・ペテルブルク)で初演され、この初演は、「ソヴィエト文化史上記念碑的な事件」といわれるほどの成功を収めた。

ところで、プロコフィエフは、ソヴィエトへ復帰するまでは、かなり前衛的な難解な音楽を書いていたが、復帰を境とし、平明で明快、大衆的でしかも高度な芸術性を失わない音楽を書くようになった。

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